引っ越しの際に、家電レンタルをするか、それとも購入しようかどうかで迷っていませんか?
最近は、ミニマリストの登場により「持たない暮らし」「シンプルな暮らし」の考え方が広まり、家電をレンタルする人が増えました。
しかし、人によってはレンタルするよりも買った方がいい人もいます。
そこで今回は、家電レンタルのメリットやデメリット、どういった人がレンタルに向いているのかなどについてご紹介したいと思います。
目次
家電レンタルのメリットとデメリットをざっくり紹介
最初に、家電レンタルのメリットとデメリットをざっくりご紹介いたします。
家電レンタルのメリットとデメリットの概要
ここでは、家電レンタルのメリットとデメリットの一覧をご紹介します。各メリット・デメリットに説明箇所へのリンクがあるので、気になるものがあればタップしてください。
【デメリット】
・3年ベースで見ると買った方が安い
・高性能・おしゃれ家電は割高
「メリット・デメリットは大体想像できるから、どういった人が向いているのか知りたい」という人は、ページ下部で紹介していますのでそちらをチェックしてみてください。
>>>家電レンタルのメリット・デメリットから「向いている人」を紹介
家電レンタルをするメリット一覧
ここでは、家電レンタルをするメリットについて詳しくご紹介いたします。
家電レンタルのメリット1.「1人暮らしの初期費用を抑えられる」
家電レンタルをすることで、「1人暮らしの初期費用を抑える」ことができます。
テレビ・洗濯機・冷蔵庫・電子レンジの4つを揃える場合で比較 | |
---|---|
全部購入する場合 | 12,980円(テレビ)+24,510円(洗濯機)+27,025円(冷蔵庫)+10,462円=74,977円(別途運搬費・設置費用など) |
家電レンタル(4点セット・1年で計算) | 49,900円 |
※家電レンタル費用は、「かして!どっとこむ」で計算。
はじめて1人暮らしをする人や、地方から東京に上京する人は購入するよりも、レンタルにする方が初期費用を抑えることができます。
賃貸物件で隣人トラブルに遭ったとき『すぐに逃げられる』
初期費用を抑えられるメリットは、「隣人トラブルに遭ったときにすぐ逃げられる」というメリットにも繋がります。
レンタルなので返却して新居で借り直せば最低限の荷物を運ぶだけで引っ越しができるから。
家電レンタルのメリット2.「転勤や引っ越しがラクになる」
家電レンタルをすれば、転勤や引っ越しが非常にラクになります。
【転勤や引っ越しがラクになる】
・仕事の合間に荷物の梱包をしなくていい
・壊れないように梱包する気を使わなくていい
・冷蔵庫や洗濯機の前日準備が必要ない
・近距離ならレンタカーを使って1日で引っ越せる
家電レンタルであれば、仕事で忙しくて引っ越しの準備に時間がかけられない人の手間を減らすことができます。
家電レンタルのメリット3.「故障したら無料で交換してくれる」
家電レンタルの場合は、「通常範囲での使用で故障した場合は無料で交換」してもらえるというメリットがあります。
新品で家電を購入した場合、「1年目は問題なかったけど、2~3年で壊れた」という不幸に見舞われる人がたまにいます。
中国製の安いメーカーの物でなく、国内のメーカーでも配送方法が雑だったり、たまたま使用環境が悪かったということで運悪く1年で故障するということもあります。
レンタルであれば、そういった故障の際には、無償で交換してもらえるので買い直しや処分の費用は必要ありません。
家電レンタルをするデメリット一覧
ここまでは、家電レンタルをするメリットについて紹介してきましたが、ここからはデメリットについてご紹介したいと思います。
家電レンタルのデメリット1.「3年ベースで見ると買った方が安い」
気になっている人も多いと思いますが、「長期的に見れば買った方が安い」のが家電レンタルのデメリットです。
期間 | 1年 | 2年 | 3年 |
購入 | 74,977円 | 74,977円 | 74,977円 |
レンタル | 49,900円 | 63,300円 | 93,240円 |
※家電4点の購入・レンタルで比較。レンタル3年目は、2年契約+1年延長契約が新規の60%程度と仮定して算出。特定のサービスを指すものではありません。
一番安い家電を買い揃えた場合の料金ですが、大体3年でレンタルよりも購入する方がお得になると予想できます。
本当に3年間同じ場所に住んで同じ家電を使い続けるのか?
私の経験になりますが、大学卒業から社会人7年目を迎えるまでの間に「3年間同じ場所に住んで同じ家電を使い続ける」という経験はしたことがありません。
隣人トラブルで引っ越した経験を除いても、転職に伴う引っ越し、引っ越しに伴う家電の買いなおし(間取りで冷蔵庫が入らない)などがありました。
現在は仕事も落ち着いてきましたが、「会社命令による短期間の上京」という想定外のケースも起こり、この上京に関しては家具も家電もレンタルすることにしています。
家電レンタルのデメリット2.「高性能・おしゃれ家電は割高」
家電レンタルの場合は、「高性能・おしゃれ」な家電は割高になる傾向があります。
というのも、ハイテク家電やデザイン性の高い家電レンタルは、「購入前のお試しサービス」としてレンタルしているものがほとんどなので、「長期間のレンタル」を前提としていないからです。
ただ最近は、CLASのような「デザイン性の高いハイテク家電を長期レンタル」することを目的としたサービスも出ているので必ずしも割高とは言えません。
家電レンタルのメリット・デメリットから「向いている人」を紹介
「メリット・デメリットは何となく分かったけど、自分はレンタルした方がいいのか、購入した方がいいか分からない」という人もいるかと思います。
そこでここからは、「こういう人はレンタルが向いている」というパターンを3つご紹介いたします。
東京に上京する人は家電レンタルが向いている
地方から東京に上京する人は、以下の理由から家電レンタルがおすすめです。
・長距離の引っ越し費用は高額になるため
・家電の購入費用で貯金がなくなると緊急時に困る
・隣人トラブルなどに遭っても引っ越ししやすい
・イメージと違ったときに引っ越ししやすい
経験談ですが、3月の引っ越しシーズンに大阪から東京に家具・家電一式持っていく引っ越しをしようとすると単身で13万円もかかりました。
また、物件の下見は問題なかったのですが、夜に下品な話を大声で深夜1時から昼12時までする人が隣人で危うく包丁を持ち出すところだったので、3ヶ月で引っ越しました。
はじめての1人暮らしの人は家電レンタルが向いている
はじめて1人暮らしするという人にも、家電レンタルは向ています。
・結婚や同棲をするときに簡単に買い替えや引っ越しができる
・隣人トラブルに遭ってもすぐに引っ越しできる
・部屋のイメージが違ったときに引っ越しができる
年齢にもよりますが、社会人になってからはじめて1人暮らしするという人の場合は、「結婚や同棲」する可能性も考えておいたほうがいいでしょう。
1人暮らしになると、自分の家に彼女・彼氏を呼べるようになるので、そこから同棲・結婚という流れになることはよくあります。
家電をレンタルしていれば、どっちの家電を残すかや、別れたときに家電をどっちが持っていくかなどのトラブルにならないので便利です。
単身赴任や転勤の人は家電レンタルが向いている
家族を残して単身赴任する人や、仕事の都合で転勤が多い人は家電レンタルが便利です。
引っ越し費用や賃貸の契約費用などを会社が負担してくれるといっても、荷物の梱包や荷運びの事前準備などは仕事をしていると結構手間になります。
また、洗濯機や冷蔵庫などが配送中に衝撃を受けていて、引っ越しが終わって数日したら壊れてしまい、買い替えるなんてトラブルも起こりえるのでレンタルが安心です。
家電レンタルのメリット・デメリットまとめ
今回は、家電レンタルのメリット・デメリットについてご紹介しましたが、最後に簡単にまとめておきたいと思います。
【家電レンタルが向いていない人】
・長期間同じ場所に住んで同じ家電を使う人
・高性能でおしゃれな家電じゃないと嫌な人
【家電レンタルが向いている人】
・地方から東京に上京する人
・はじめて1人暮らしをする人
・単身赴任や転勤が多い人
上記が向いていない人・向いている人ですが、「持たない暮らしに憧れている」「ミニマリストになりたい」という人ひも家電レンタルはおすすめです。
家電レンタルと言ってもサービスを提供する会社によって、料金やレンタルできる家電の種類などは変わりますので、しっかり比較されることをおすすめいたします。